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ブラジル最大の都市、サンパウロは、ニューヨーク市でも実績のある犯罪データ収集と解析の基盤を導入し、より効率的な防犯に生かそうとしている。監視カメラを接続して情報量を増やそうとしているが、そのためには、地域に設置されている民間の監視カメラをどうつなぐかがカギを握っている。

Microsoft は 2014 年、「Detecta」と名付けられた犯罪データの収集・解析プラットフォームの導入で、ブラジルのサンパウロ市と提携しました。このシステムは、検索エンジンのように警察内の膨大な情報をインデクシング (データの検索を高速化するための処理) し、自動的にデータを関連付け、地元当局が犯罪に立ち向かう方法を改善する取り組みを支援します。Detecta は既に大きな成果を上げていますが、当局はこのシステムの利用範囲の拡大と、地元警察がより効果的に勤めを果たせるようさらに多くの情報を収集する方法を検討しています。

Detecta は、2012 年に Microsoft がニューヨーク市と共同開発した「Domain Awareness System (DAS) 」をベースにしています。これは、公共安全データをリアルタイムで収集・解析し、ニューヨーク市警の捜査官と分析官に潜在的脅威や犯罪行為の包括的な情報を提示するというものです。2013 年通年で、約 6000 台の監視カメラが DAS に接続されました。その 3 分の 1 は警察のカメラで、残りは民間企業が所有するカメラです。

サンパウロ市当局は、Detecta に接続する監視カメラを増やせば増やすほど、犯罪対策の効率を上げるための情報量が増えることを理解しています。当局は昨年 8 月、政府保有の監視カメラ 540 台を Detecta に接続しました。10 月には民間企業保有のカメラ 120 台を追加しましたが、接続台数をさらに増やしたいと考えています。

そのためには、当局自身がセキュリティ カメラ増設のために投資する必要があるだけでなく、既に地元の企業、レストラン、ショップ、住宅に設置されている民間の監視カメラを活用する必要があります。

監視カメラ ソリューション企業 Genetec のブラジル支社で IP ビデオ監視スペシャリストを務めるデニス・アンドレ・コテ氏は、Detecta に接続するカメラを増やすことは想像以上に難しいと説明しています。「サンパウロ市が Detecta をフル活用するには、さらに多くのカメラを接続する必要がありますが、そのためには最新システムである Detecta とサンパウロの既存の多数の監視カメラを接続する方法を見つける必要があります。既存の監視カメラは多様なシステムで稼働しており、中にはアナログ カメラもあります。」 (アンドレ・コテ氏)

サンパウロ西部の商業地、ヴィラ・マダレナ地区の自治会は、この問題の解決に取り組んでいます。同会は Genetec と提携して地域の公共/民間監視カメラを統括する監視センターを構築し、Detecta と連携する計画です。

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