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マイクロソフト業界別の記事

Two business people looking at a tablet on the steps of a building

19 年間、法執行機関で働いてきた中で、私が最も長い時間を過ごしたのは法廷でした。数々の法廷を見てきた経験から言うと、法廷は、200 年前からその姿をほぼ変えていません――コンピューターとモニターの出現を除いては。

以前から、世界中の裁判所では紙ベースで処理が行われており、大半の裁判所はまだこの方法を採用しています。しかし、状況は変わりつつあります。英国の裁判所では、1 日に約 100 万ページもの書類を作成していましたが、マイクロソフトのクラウド ベースのデジタル司法プラットフォームに移行してから、状況が変わりました。大量の紙の生産、輸送、保管のコストが大幅に削減されたことに加えて、データを見つけ出しやすくなり、書類が分散して溜め込まれることがなくなり、分析や尋問時にその裁判と関連性のある審問、判決、判例法、法的動向などを見つけて利用できるようになりました (詳細は電子裁判について記載したこちらの記事 (英語) をご覧ください)。

世界的なトレンドとなるデジタル司法

世界中の裁判所でデジタルトランスフォーメーションが進み、成果も現れているのは喜ばしいことです。英国ではデジタル司法プラットフォームにより、たった 12 か月で、18,500 人の登録ユーザーに関する 10 万件を超える裁判について記載した、1,800 万枚を超える紙の書類を削減しました。裁判所は、紙ベースの処理からデジタル環境への移行だけでなく、その他の最先端のテクノロジを使用した革新も実施しています。

サイバーセキュリティ: マイクロソフトの裁判所ソリューションの基盤

裁判所の IT システムと法的記録は、サイバー攻撃から守られる必要があります。これは、裁判所の建物やスタッフ、代理人、裁判出席者、傍聴人が物理的な安全を確保されている必要があることと同様です。マイクロソフトでは、サイバーセキュリティを非常に重視しており、毎年 10 億 ドルの投資を行ってクラウド エコシステムの安全性を確保しています。マイクロソフトの Digital Crimes Unit (英語)Cyber Defense Operations Center (英語) のサイバーセキュリティのエキスパートが世界中で情報を監視して現実的な脅威を特定し、サイバー犯罪者を追跡および捕捉するツールや技術 (英語) も開発して、各国の法執行機関と共有しています。

マイクロソフトでは、政府のさまざまな優先順位に対応したデジタルトランスフォーメーション (英語) を実現すると同時に、裁判所などの組織が機密データに関する信頼性、安全性、コンプライアンスを確保できるよう支援しています。マイクロソフトの製品やサービスには、セキュリティ機能があらかじめ実装されています。いくつかの例を次にご紹介します。

  • Microsoft Azure は、あらゆるクラウド プロバイダーの中で最も幅広いコンプライアンス要件に対応できる、世界中で信頼されているハイパー スケール クラウドです。
  • Office 365 は、裁判所でスケジュール管理やコミュニケーションのために広く使用されています。データ セキュリティとコンプライアンスの管理性を高め、プライバシーと透明性を確保し、高度なユーザー コントロールも組み込まれています。高度なセキュリティ管理 (英語) を使えば、可視性と管理性がさらに強化されます。
  • Microsoft Dynamics CRM (英語) は、裁判所の最も大きな業務である裁判の処理ワークフローの管理と視覚化を支援します。
  • Azure Media Services は、ブエノスアイレスで利用されているソリューションに組み込まれています。コンテンツをより安全に提供します。

世界中の裁判所がデジタルトランスフォーメーションを積極的に進め、効率と生産性を向上し、コスト効果や市民へのサービス品質を高めていく姿は、本当にすばらしいものです。