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業界

Amano McGann が Azure で市営駐車場管理の革命

Amano McGann ロゴ街に車で出かけて駐車場を探し回るという経験をしたことがありますか? サクラメント市とマイクロソフト パートナーである Amano McGann は、便利で手ごろな価格の駐車場を市民が見つけるのを支援し、同時に市業務の生産性、効率、収入を向上させることを意図した新たなテクノロジを試験適用しています。 Amano McGann のエンジニアリング担当上級副社長である Rohit Chande 氏によると、同社の新しい Symphony Analytics™ SaaS (Software as a Service) ソリューションは、従来のレポート機能やダッシュボード機能と共に真の予測分析を提供する最初のものです。 「これはゲームの流れを変える画期的なものです」と Chande 氏は言います。 「これまでに (駐車場) 業界でこれをした人はいません」

Azure ベースのデジタル トランスフォーメーション

Amano McGann のブレイクスルーは、Microsoft CityNext がさまざまな都市に対して革新的で効果の大きいサービスによるデジタル トランスフォーメーションをもたらしてきたことの一例です。 「1 つの都市の中の複数の情報源から、通りに面していない駐車場と通りに面した駐車場についてのデータが送られてきます」と Chande 氏は説明します。問題は、この情報をリアルタイムで集約することにより、ドライバーが駐車場の空きを見つけたり、市が情報に基づいて決定を下したりできるようにすることにありました。 「Microsoft Azure クラウド プラットフォームを採用することにしました。収益管理や需要に応じて時刻ごとに駐車料金の異なる変動価格のテクニックのために必要なスケーラビリティや柔軟性を備えていたからです」。それにより、駐車場施設の大半が空いている場合に値下げを実施したり、大規模なイベントが開催される際に街外れの安い駐車場を利用するようにドライバーに指示したりすることができます。ホテルの空室を埋めたり、航空便の空席を埋めたりするためのアプローチと本質的に同じです。 Chande 氏によると、市はセキュリティのこと、また「そのデータをどう保護するのか、まただれがデータにアクセスするのか」を心配していました。Azure を採用して Azure Active Directory などによる制御を行うことにより、「適切な人が適切なレベルで適切なデータにアクセスする」ことを保証し、「安心していただくことができ」ました。Amano McGann は駐車場業界のハードウェアとソフトウェアの製造販売において世界の最先端を行く企業であり、1990 年代前半からマイクロソフト テクノロジと連携し、その Symphony Analytics および Subscribe API サービスのためのクラウド プラットフォームとして Azure を利用しています。

包括的なベータ テスト

今月開始されたベータ テストは、サクラメント市の駐車場業務と IT 部門の間のコラボレーションであり、生活品質向上のための市の取り組みを反映したものです。 「リアルタイム データの活用により、駐車場施設の効率を最大限に高めることができ、市内で駐車場を選ぶ際のユーザーの利便性向上につながりました」と、サクラメント市の市営駐車場管理課長 Matt Eierman 氏は語ります。 「駐車場施設を最大限活用できるように管理して利用者に複数の駐車場の選択肢を提供することにより、駐車場の需要のバランスを取ることができます。 駐車場施設をリアルタイムで接続して、SacPark 予約システムのようなユニークなサービスを提供することで、駐車場利用手続きが合理化され、利用者の利便性が向上しました」。サクラメント市では、7 月いっぱいベータ テストを継続する予定ですが、それで終わるわけではありません。他の市、大学、空港、複合施設でも、このソリューションをテストしてフィードバックを提供する予定です。 「一般リリース用に製品を売り出す前に、さまざまな垂直市場でこのコンセプトを実証しようという考えです」と Chande 氏は言います。 今年末までには一般に利用できるようになる見込みです。

生産性、効率、収益性

広範なベータ テストにより、既存のさまざまなメトリックに関して、Amano McGann 駐車場ソリューションの測定がなされる予定です。 チームでは、駐車場需要ピーク時の特定とスタッフ配置がより的確になることにより、サクラメント市の場合、生産性と効率が 15~20 % 上がるものと予想しています。 改善された収益管理と変動料金制により、駐車場収益は 30% 以上上がる一方、交通渋滞やドライバーのイライラは大幅に軽減するものと期待しています。 「利用者にとっての許容範囲は、(駐車場探しのために) 運転する時間がどれだけ長いかによって変わります」と Chande 氏は語ります。 「変動価格制導入の後、明確な案内表示を出すようにしたこともあって、利用者は前もって予約した駐車場に迷わず直行できるようになりました。 これで渋滞は解消されます」。Amano McGann のマーケティングおよびビジネス開発担当上級副社長 Joe Survance 氏も、市、州、地域当局、および私営駐車場施設の間の協力拡大という構想を抱いています。 たとえば、金曜日の夜に市の中心部で複数のイベントが催される場合、市内と市周辺における主要高速道路と主要一般道の渋滞が問題になります。 「コラボレーション エコシステムがあれば、迅速かつ効率的な方法でリアルタイムに利用者を公営駐車場または私営駐車場に案内できます。 変動価格制を採用すれば、利用者にとって選択肢が増えると共に、収益が最大限に上がり、前払い予約制により処理速度が上がります。 大都市の渋滞を効果的に管理しつつ、市民の必要に応える上で、公営施設と私営施設の間にそのような協力関係があることは重要です。 さらに、利用者にとっては利用可能な駐車場をフルに活用できるだけでなく、バス、路面電車、ライドシェア (乗用車相乗り) などの他の交通手段も利用でき、その案内も受けられます」。Microsoft CityNext は、一般利用者の利便性向上、そして自治体業務の効率および効果の向上を目指し、市内駐車場システムと交通制御のデジタル トランスフォーメーションの可能性に沸き立っています。 詳しくは、Amano McGann をご覧ください。