モバイル デバイスで Remote Assist を使用する男性ライフスタイルの写真文脈に即した画像

※本ブログは、米国時間 2021 年 1 月 19 日に公開された Addressing the skills gap in manufacturing’s new normal の翻訳です。

※下記で紹介しているイベントコンテンツは、すべて英語で提供されています。

デジタル化で製造のスキル ギャップや従業員の安全性に対応できるのか

パンデミックが起きる前から、製造業は非常に素早く変化しており、従業員が変化についていくのが困難だったりもしていました。実際、Deloitte と Manufacturing Institute は、適切なスキル不足のために、2018 年から 2028 年まで、最大 240 万件の米国の製造関連の求人がずっと埋まらない状態になる可能性があると予想しています。1

Deloitte と MAPI が実施した製造メーカーの調査2によると、パンデミックによりデジタル変革が加速したことで、製造現場でのスキル ギャップがさらに拡大し、従業員の安全性や生産性に関する新たな課題も生じています。また、リモートでの監視やサービス、よりアジャイルな工場やサプライ チェーンの対応を求める顧客のニーズや需要も、お客様にプレッシャーをもたらす一因となっています。

手短に言うと、こうした変化に遅れないように従業員を変革する必要があるのです。そのために、まず、次世代の従業員を引き付け、トレーニングし、定着させることができるテクノロジを採用するとともに、ニュー ノーマルにおいて、製造を再考し、持続可能な未来を実現するのに必要なスキルを従業員に習得させます。望ましいビジネスの成果と、インクルーシブな従業員エクスペリエンスを引き続き実現するためには、回復には時間がかかり、それもムラのあるものとなりそうな現実に基づいて、人材プロセスの構造および実行を再考および構築する必要があります。3

製造メーカーの皆様に耳よりな話があります。適切な生産性アプリ、インテリジェント クラウド サービス、セキュリティを組み合わせることで、業界は従業員を成功へと導くことができます。デジタル変革を採用する製造メーカーは、以下により従業員の生産性を向上できます。

  • 権限を持った技術者とリモート資産をセキュアに接続して、問題のトラブルシューティングを行い、解決することで、必要なときだけ技術者を派遣する。
  • ベスト プラクティスとコンプライアンス要件に従って安全に業務を遂行できるよう支援するインテリジェント アプリに、デバイス、データ、関係、プロセスを統合することで、ダウンタイムを回避するのに必要な専門家によるリモート支援を現場従業員に提供し、現場従業員が能力を最大限に発揮できるようにする。
  • 運用、メンテナンス、プロセスの複雑化に対応するために、チーム コラボレーション ツール、複合現実によるガイドとリモート支援、IoT 対応機器、AI で強化されたアプリケーションで従業員を強化することで、生産性を向上させる。

製造業の変革を実現するテクノロジ

言うまでもなく、こうしたデジタル変革の中核となるのがテクノロジです。製造業界は、ボールが既に転がっている状態にあります。パンデミック前に PwC が実施した調査では、産業企業の 91% がデジタル ファクトリーに投資しているが、自社工場が “完全にデジタル化” されていると答えたのは全回答者のわずか 6% に過ぎないことが明らかになりました。4

Deloitte と MAPI が 2020 年に実施したスマート製造の調査2では、調査対象となったリーダーの 62% がスマート ファクトリーへの投資を継続しており、パンデミックを受けて、前年度よりも 20% 多くの資金をそうした取り組みに割り当てていることが明らかになっています。

テクノロジは、2 つの方法で未来の製造を推進します。

1 つ目の方法として、テクノロジは、場所を問わず生産性を実現できるアジャイルなビジネス プラクティスを可能にします。これについて掘り下げてみましょう。マイクロソフトが依頼し、Boston Consulting Group と KRC Research が実施した調査では、ビジネス リーダーの 97% が長期的に働き方のハイブリッド化が進むと考えていることが明らかになっています。5従業員の勤務場所が世界各地の自宅や職場へと広がる中、製造メーカーは、テクノロジに焦点を置いたアプローチを採用するいくつかの重要なチャンスがあります。

  • リモート ワークや生産性に関して、製造メーカーは、接続および統合されたリモートのビジネス エクスペリエンスを実現する強力かつ直感的なツールを組織や現場従業員に提供することが可能になっています。
  • 従業員の健康と安全に関する継続的な COVID-19 の影響の懸念から、製造およびサプライ チェーンの業務が混乱しています。従業員が現実世界の職場に戻る際には、感染の急増の防止と封じ込めのために強力な健康および安全に関するプロトコルが重要になります。3そして、テクノロジでこれを実現する新しい高度な手段が存在します。
  • こうしたニュー ノーマルへと移行する中、接続性とモビリティの向上が価値あるメリットとなる一方で、セキュリティとコンプライアンスがこれまで以上に重要になっています。サイバー攻撃を受けやすいデータが増える中、製造メーカーは、リスクを最小限に抑える方法を見つける必要に迫られています。

未来の製造を推進する 2 つ目の方法として、テクノロジは、従業員の再教育や、製造現場におけるスキル ギャップの解消を支援します。つまり、組織は、従業員の能力を向上させ、新しい働き方を採用する取り組みを開始する必要があるということです。組織は、今後使えるスキルを習得する新たな機会を従業員に提供することで、従業員のスキル セットを今すぐに強化する必要があります。そして、製造メーカーがこれを行ういくつかの重要な機会が存在します。

  • 新たなテクノロジが登場すると、新たなスキルを習得する新たな機会が生まれます。学習や知識の管理に関して、製造メーカーは、従業員向けの教育コンテンツを集約し、再トレーニングや再教育に必要となるものを正確に従業員に提供する学習ソリューションを提供する必要があります。COVID-19 は、ライブ ビデオとソーシャル シェアリングを通して最善の対面学習を再現するために、完全にデジタル化されたアプローチの導入を加速しています。6
  • 現場従業員の能力向上は、現場従業員とつながることから始まります。製造メーカーは、コラボレーションと生産性に関する最高のエクスペリエンスを実現するデジタル ツールと最新のデバイスから成る大規模なネットワークを従業員に提供することで、従業員をネクスト ノーマルへと導くことができます。
  • 製造メーカーは、単にデジタル変革された業界に適応したいわけではなく、プロセスとワークフローの自動化によって、より優れたビジネス成果も推進したいと考えています。これを実現するには、人やプロセスを完全に統合するツールやソリューションで従業員の能力を向上させる必要があります。
  • 最新の人材管理により、オペレーショナル エクセレンス、組織の俊敏性、最高レベルの従業員エクスペリエンスのバランスを取ることが可能になっています。ガイドやリモート支援プログラムのような素晴らしい新たな複合現実ツールを利用することで、製造メーカーは、インパクトのある成果を実現できる有能な人材を引き付け、オンボーディングし、定着させることができます。

結論として、製造メーカーは、よりアジャイルなリモートのビジネス プラクティスを展開しながら、従業員の能力を向上させて、生産性を高める必要があります。マイクロソフトは、デジタル テクノロジを通じて、製造メーカーがデジタル変革を実現し、成長を成し遂げ、顧客や社会に卓越した成果をもたらすことができるよう支援しています。また、テクノロジと、お客様が以下を行えるよう支援できるさまざまなパートナーから成る製造エコシステムで、製造業界のデジタル変革を推進しています。

  • 生産性アプリ、インテリジェント クラウド サービス、セキュリティを組み合わせ、従来の働き方を変革することで、従業員を変革する。
  • マーケティング、販売、サービスのすべてのチャネルで適切なカスタマー エクスペリエンスを提供することで、新たな方法で顧客とつながる。
  • IT、OT、産業用 IoT によって、よりアジャイルで、安全、セキュアな未来の工場を構築する。
  • サプライ チェーンをインテリジェントに計画および運用することで、サービスの回復力と収益性を高める、より回復力に優れたサプライ チェーンを構築する。
  • 持続可能な製品やデジタル サービスで新たなビジネス価値を提供するデジタル ツインやクラウド ベースのイノベーションで、イノベーションを実現し、新たなサービスを提供する。

世界が変化しており、消費者が提供に関して製造メーカーにプレッシャーをかけています。マイクロソフトは、信頼、イノベーション、セキュリティ、コンプライアンスに焦点を置くことで、製造現場から顧客の玄関先に至るまで、製造ビジネスのデジタル変革を実現するとともに、お客様のような組織がより回復力に優れた、持続可能な未来を作り上げることができるよう支援することが可能です。

マイクロソフトの電子書籍「Facing the future of manufacturing (英語) 」を読み、従業員を成功へと導くプロセスの詳細をご確認ください。

また、マイクロソフトが実現するインテリジェントな製造の詳細については、マイクロソフトの製造業に関するページ を参照してください。

参考情報:

1Deloitte Insights および Manufacturing Institute: 「2018 Deloitte and the Manufacturing Institute Skills Gap and Future of Work Study (英語) 」 (2018 年)

2Smart Manufacturing Ecosystems: A Catalyst for Digital Transformation?, 2020 Deloitte and MAPI Study finds ecosystems can create competitive edge for manufacturers facing ongoing disruption (英語)」」

3Deloitte: 「COVID-19 Workforce strategies for a post-COVID-19 recovery Workbook (英語) 」 (2020 年)

4PwC: 「Digital Factories 2020 Shaping the future of manufacturing (英語) 」 (2017 年 4 月)

5マイクロソフト & Boston Consulting Group & KRC Research: 「Hybrid working here to stay (英語) 」 (2020 年)

6McKinsey & Company: 「To emerge stronger from the COVID-19 crisis, companies should start reskilling their workforces now (英語) 」 (2020 年 5 月 7 日)