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※本ブログは、米国時間 2021 年 11 月 2 日に公開された Announcing the Microsoft Cloud for Manufacturing preview の翻訳です。
※下記で紹介しているイベントコンテンツは、すべて英語で提供されています。

この 18 か月はすぐには忘れられない期間となりました。パンデミックにより想像を超える変化にさらされた製造業は、ビジネス継続性、業務の可視性、サプライ チェーン、リモート ワーク、従業員の安全性などにおいて、完全な破壊的変革を経験しました。

既にデジタル変革を取り入れていた製造企業は、これらの課題により機敏に対処することができました (英語)。そして今、さらに多くの企業がデジタルへの移行を加速させる必要に迫られていることを認識し始めています。製造業において業界向けクラウドのニーズを加速させている 5 つのトレンドを取り上げた記事 (「業界のクラウドに対するニーズを牽引する製造業の 5 つのトレンド (英語)」) で紹介したように、製造企業の 62% はスマート製造への投資を推進し、その額は今年だけで 20% 増加しています。

デジタル化へのこのような投資は、データの急増にもつながっています。たとえば、スマート ファクトリは 1 日に 1 ペタバイトのデータを生成する可能性があります。このデータはすべて新たなサービスやビジネス モデルの機会をもたらしますが、ほとんどの企業は、新たなビジネス モデルなどの新しい価値を引き出すどころか、このデータの 1% も活用できていません。データを真に理解し、そこから適切な成果を引き出すには、エッジおよびクラウドでインテリジェンスを実現する機能が必要です。マイクロソフトの CEO、Satya Nadella は、”記録システムから現実システムへの移行” と、これを実にうまく表現しています。

私たちがパンデミックから何かを学んだとしたら、それは第 4 次産業革命が大げさな宣伝文句ではなくなったということです。あらゆるビジネスがデジタル化の取り組みを始めており、これまでのビジネスのやり方ではもはや通用しません。

このような理由から、製造業向け Microsoft Cloud のプレビューの提供開始を発表できることを嬉しく思います。

製造業向け Microsoft Cloud は、マイクロソフトおよびパートナーが提供する成果重視のソリューションおよび機能により、エンドツーエンドの包括的でスケーラブルな方法でお客様が価値実現時間を短縮することを可能にします。Microsoft スタックのインテリジェントで統合されたクラウドおよびエッジ機能を、最も価値の高い製造業シナリオと結び付けることにより、最大限の信頼性、コンプライアンス、プライバシー、および透明性で、ビジネスが安全でセキュリティ保護された工場で設備および現場作業員の生産性を向上させ、リモート販売や常時利用可能なサービスを実現し、クラウドベースのイノベーションを創出することを可能にする、イノベーションの推進力を生み出します。

たとえば、”総入れ替え” を行える予算またはインフラストラクチャを持つ製造企業はほとんどありません。製造業向け Microsoft Cloud はモジュール式のフレームワークで始めるため、製造企業は運用しながらイノベーションを進めていくことができます。このモジュール式の拡張可能なソリューションは、サプライ チェーンの可視性などのエンドツーエンドのクラウド サービスと、工場の機器に安全に接続し、ミッション クリティカルな工場と倉庫に中核となる製造およびサプライ チェーン実行機能を展開するためのエッジ サービスの両方を活性化します。

製造業向け Microsoft Cloud は、よりアジャイルな工場を構築する、より回復力に優れたサプライ チェーンを構築する、ハイブリッド ワークの従業員が顧客と新たな方法でつながることを可能にする、イノベーションを創出して新たなサービスを提供するなど、製造企業が最も差し迫ったビジネス ニーズに対処するために必要な機能を柔軟に採用できるように設計されています。

Johnson & Johnson が製造業向け Microsoft Cloud の機能で次世代の製造を構築

Johnson & Johnson (英語) はマイクロソフトと協力して、Microsoft Azure、人工知能 (AI)、モノのインターネット (IoT)、エッジ コンピューティング、製造実行システム (MES)、製造業向け Microsoft Cloud の機能などのツールにより、デジタル製造変革を推進しています。同社は、クラウドおよびその他のデジタル機能の促進により、ビジネス イノベーションの実現、俊敏性の向上、保有コストの削減、および障害復旧機能の改善を目指しています。Johnson & Johnson は、確固としたデジタル コア、検索やアクセスが容易なデータ、およびアジャイルなプラットフォームにより、テクノロジを通した医療の未来の形成に努めています。

製造業向け Microsoft Cloud の概略

製造業向け Microsoft Cloud は、エンドツーエンドの製品およびサービスのライフサイクル全体のエクスペリエンスをつなぎます。

資産の生産性 (英語)学習とナレッジの管理 (英語)常時利用可能なサービス (英語)サプライ チェーンの可視性 (英語) などの機能のほか、製造業向け Microsoft Cloud のプレビューの Web サイトで紹介している多数の機能が含まれます。

Microsoft Cloud for Manufacturing

特にお伝えしたいのは、マイクロソフトがこれらの機能で、Microsoft Teams を利用する現場作業員と複合現実 (英語) をどのように融合しているかについてです。これにより、ハイブリッド ワーク シナリオでの生産性が向上し、また安全に接続された IoT 資産および製品からの洞察を Microsoft Dynamics 365 ビジネス アプリケーションおよびパートナーのソリューションのワークフローやビジネス プロセスに取り込むことが可能になります。

製造業向け Microsoft Cloud のモジュール式の機能の 1 つについて、詳しく見てみましょう。新しいサプライ チェーンの可視性 (英語) 機能では、製造企業は物理サプライ チェーンのデジタル表現であるデジタル サプライ チェーン ツインを構築することにより、混乱を予測し、先を見越して対処することができます。世界的な混乱の発生時には、製造企業はアップストリームとダウンストリームの両方の影響を分析し、大規模なシミュレーションを実行してシナリオをモデル化することにより、最適な解決策を決定し、その対応を自動化できます。

充実したパートナー エコシステム

共同イノベーションとコラボレーションを可能にするプラットフォームに対する業界のニーズに対処するために、マイクロソフトのすばらしい業界パートナー エコシステムは、最も差し迫った課題に対する追加のソリューションにより、製造業向け Microsoft Cloud の価値を拡大します。以下の主要なパートナーが、製造業向け Microsoft Cloud のコア機能を拡大しています。

これは、お客様の条件どおりに適応するように構築され、お客様固有のビジネスのデジタル変革を可能にするようにモジュール化された、製造業向け Microsoft Cloud の機能のほんの一部です。詳細については、Microsoft Ignite (英語) にご登録いただき、2021 年 11 月 2 日に開催される分科会「Manufacturing a Resilient Future」 (回復力のある未来の製造) にぜひご参加ください。録画されたセッションは後からオンデマンドで視聴可能です。マイクロソフトの業界向けクラウド + ソリューション部門のバイス プレジデント、Satish Thomas と私が、製造業向け Microsoft Cloud の詳細についてさらに紹介します。また、Johnson & Johnson に、同社の次世代工場にて製造業向け Microsoft Cloud の機能をどのように活用しているかについてもご紹介いただきます。基調講演後の “エキスパートに質問する” セッションでは、弊社の製造業の専門家とお話しいただく機会も設けています。お会いできることを楽しみにしています。

詳細については、ご登録いただくことにより、製造業向け Microsoft Cloud の最新情報 (英語) を受け取ることができます。

Twitter で Microsoft Manufacturing (英語) をフォローし、製造業向け Microsoft Cloud の Web サイトもぜひご覧ください。回復力の高い、持続可能な未来を創造できるよう製造企業を支援するためのマイクロソフトとパートナーの取り組みに関する最新情報をお届けしています。