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業界

【ニュース】官公庁・自治体向けの最新情報

会議室で PC を使いながら話し合う男女

日本マイクロソフトから官公庁・自治体および独立行政法人などの公共部門に従事される皆様へ最近、世の中で話題となっているトピックスや IT トレンドを中心に弊社の活動をお知らせいたします。

テーマ

1. 話題のキーワード

  • コロナ禍で働き方にどのような変化が生じたか?
  • 40% の人が今年勤務先を辞めようと考え、46% の人が引越しを検討!
  • 労働者の 73% は柔軟にリモートワークを選べる状況を求めている!
  • テレワークの効率を上げるポイントは「休憩」!

2. 今月のよくある質問

  • 国土交通省などで採用されている HoloLens はレンタルしてもらえますか?
  • マイクロソフトのクラウドサービスのデータセンターを視察することはできますか?
  • クラウドやテレワークで利用する端末の安全なデータ消去の方法は?

3. イベントのご案内 Microsoft Build

 

1.話題のキーワード

今月の話題「コロナ禍で働き方にどのような変化が生じたか?」

2020 年に発生したコロナ禍の影響から働き方の変革、例えばテレワークの一般化などがおこりました。これにより労働者の意識はどのように変化したのか、マイクロソフトが調査し発表した Work Trend Index のレポートから概要をご紹介します。

世界の労働者の 40% 以上が今年会社を辞めようと考えており、46% が引越しの計画を立てていることが明らかになっています。これは遠い海の向こうの話だけでなく、日本においても同様の傾向が明らかになっており、日本の労働者の 35% が就業日に孤立感を味わい、48% が疲労を感じ、45% がストレスを感じていると回答しており、結果、世界平均に近い 38% が、1 年以内に転職を検討する可能性があると回答しています。
同時に全体の73%の方は柔軟にリモートワークを選べる状況を求めており、テレワークが選択できる組織への人材の集中が起こる可能性が高まっています。

退職者の増加は官民問わず大きな問題ですが、組織のマネジメントを担当される方、IT/ICT 環境を担当する方々にとっては、柔軟にテレワークを選択できる環境を準備することも大きな課題となってきているということになります。

参考URL: マイクロソフト、この 1 年のリモートワークの知見と考察を Work Trend Index で発表

一方でテレワークにおいては目視確認ができない環境では「サボる」のではないか? という不安も含めた労働管理の問題から、カメラを常時 ON にし、常に Web 会議を立ち上げているといった対応をされている組織もあると聞きます。

マイクロソフトが行った追加の調査や研究において、連続したバーチャル会議への参加が高いストレス状況や疲労の原因となっていることが明らかになりました。

テレワーク環境下においては休憩をとることで前頭葉のアルファ波の非対称性が高いレベルで出ることが判明しており、会議中のエンゲージメントが高まることが示されています。
逆に休憩をとっていない人は、前頭葉のアルファ波の非対称性がマイナスレベルで、会議中に離脱状態にあることや、エンゲージメントが下がっていることを示しています。これにより、脳がストレスを感じている時は集中力やエンゲージメント力を維持するのが難しくなります。

つまり、テレワーク中であっても 45 分の Web 会議、15 分の休憩といったリズムで休憩をはさむことで、ストレスや疲労の軽減はもとより、仕事で最高のパフォーマンスを出す力も高まることがわかってきています。

参考URL: Work Trend Index Pulse レポート「脳には休憩が必要なことが調査で明らかに」

マイクロソフトでは単に製品を販売するのではなく、このような研究などを通じ、お客様の環境に合わせたデジタルトランスフォーメーションや働き方改革全体をサポートしております。ぜひお声がけください。

2. 今月のよくある質問

このコーナーでは、各組織の皆様から担当営業が直接お問い合わせいただいたご質問などを集計し、特徴的な Q&A をご紹介いたします。

Q1) 国土交通省で HoloLens を使った遠隔仮想現実 (Mixed Reality) ソリューションが提供開始されたと報道があったが、HoloLens を試しに利用することはできますか?

参考URL: 国土交通省 関東地方整備局のインフラ分野の DX 推進を支援するため、遠隔支援ソリューションを提供

A1) マイクロソフトによるレンタルのサービスはありませんが、どのようなものか体験したいというご要望にはマイクロソフト社員によるリモート環境からのデモンストレーションをご覧いただくことは可能です。担当営業のものにご相談ください。
そのうえでレンタルでのご採用や長期のテスト等をご希望される場合にはリース会社様などでレンタルおよびリース対応が行われておりますのでご紹介は可能です。ぜひご検討ください。

 

Q2) Microsoft 365 (Office 365) や Microsoft Azure の利用を検討していますが、データセンターの施設の確認や視察はできますか?

A2) 残念ながら現在はデータセンターの見学ツアーは開催されておりません。

ただし、マイクロソフトの世界 34 か国 200 か所以上のデータセンターがどのように設計・構築・運用されているかを映像で確認していただける「バーチャルデータセンター エクスペリエンス」を公開しています。

参考URL: マイクロソフトのバーチャルデータセンターが、「クラウド」を現実に

 

マイクロソフトがどのように再生可能エネルギーを活用しているかといった環境問題から、データセンターの安全性への取り組み、さらには話題となった海底データセンターがどのようなものであるかなどもご覧いただくことが可能となっていますので、ぜひご覧ください。

なお、クラウドサービスのデータセンターは従来のホスティングサービスやコロケーションサービスのように単一の設備で稼働するものでなく、同一のリージョン(例えば東日本リージョン)であっても3か所以上の複数のデータセンター設備を利用して稼働しているため、単純に見学をしたとしても、見学した設備が実際に稼働している環境であるかどうかを特定することができません。

 

Q3) 政府統一基準の改定案のパブリックコメントが出され、暗号化によるデータ消去が記載されるようになりましたが、マイクロソフトのクラウドサービスや、テレワークで持ち出し PC として利用する Windows 10 の端末ではこれらの仕様に対応していますか?

A3) はい、もちろん対応しています。
参考URL: [Azure] 保存データに対する Azure Storage 暗号化

参考URL: [Microsoft 365] カスタマー キーによるサービスの暗号化

参考URL: [Windows 10] デバイスの暗号化を有効にする

 

データ消去のガイドラインとして最も参照される NIST SP800-88Rev.1 (媒体のサニタイズに関するガイドライン) でも暗号化消去 (Cryptographic Erase) として定義されており、暗号化されたデータや媒体を、暗号鍵を無効とすることで復号できなくする論理的消去手法です。

暗号鍵を無効化することで遠隔地からデータを消去できるリモートワイプができることから、クラウドサービスのように物理的なメディアを保有しない利用形態や、モバイルデバイスのように紛失等の危険性が考えられる利用形態において、利用者側がデータの消去をコントロールできる手法として現在では最も一般的な手法となっており、日本政府のガイドラインでも ISMAP や統一基準で暗号化消去が明記されるようになりました。
ただし、暗号鍵の管理は適切に行わなくてはなりませんのでその点には十分な配慮が必要です。

3.イベントのご案内 Microsoft Build

日本政府のデジタルトランスフォーメーションに向けて、デジタル庁 (仮称) の創設に向けた人員募集なども行われておりますが、その募集職種の中でもクラウドに特化した人材がひときわ多いことに気付かされます。
このようにクラウドネイティブなアプリケーションやアジャイル開発など新しい手法が注目を浴びていますが、その一端を弊社主催のイベント「Microsoft Build」でもご体験いただけます。

本年は世界同時オンライン開催となり、同時翻訳で日本語での視聴が可能です。またすべてのセッションに無料で参加いただけます。

今年の Microsoft Build のセッションは下記の 4 つのテーマに沿って展開される予定です。

  1. マイクロソフトの エンド・ ツー・エンドのデベロッパー スタックで開発者の開発速度を向上させる
  2. データと AI の力を利用し、 インテリジェントでクラウドネイティブな新しいアプリ ケーションを提供する
  3. どこでも動作が可能なクラウドネイティブ・アプリケー ションを構築する
  4. ハイブリッド型勤務のため の次世代の生産性エクス ペリエンスを可能にする

 

開発者向けのイベントではありますが、世界の新しいテクノロジーの活用事例なども交えたセッションとなっていますので、多くの人にお愉しみいただける内容になっています。以下の URL から参加登録いただき、ぜひご参加ください。

当日参加が難しい場合でも、28 日までに参加登録いただければ、アーカイブをご覧いただくことが可能となっております。

イベント名 Microsoft Build
日時 5/26 (水) – 5/28 (金) (日本時間)
形式 オンライン開催
参加費 無料
対象 開発者の方 / IT に携わるすべてのエンジニアの方 (学生含む)
公式サイト (英語) Microsoft Build (英語)

※ご登録は、日本語フォームでのご入力が可能です。

公式ページ内は英語のみの表記となります。