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マイクロソフト業界別の記事

 

物の繋がりをモチーフにしたイメージ

※ 本ブログは、米国時間 2019 年 10 月 14 日に公開された How to win with IoT in the digital marketplace の翻訳です。

※ 本ブログは、マイクロソフトの最新の調査 IoT Signals に焦点を当てたシリーズ第五弾となる記事です。毎週、新しい最重要トピックを取り上げ、さまざまな業界の IoT 導入の現状、ビジネス リーダーが独自の IoT 戦略を策定する方法、企業が IoT を用いてパートナーや顧客向けのサービスを改善すべき理由に関する洞察を提供します。

このブログ シリーズでは、企業の意思決定者 3,000 人を対象に、モノのインターネット (IoT) に対する考えや IoT をビジネスに取り入れることに関する重要な洞察をご紹介してきました。マイクロソフトの調査レポート IoT Signals で明らかとなったのは、意思決定者の大半が IoT は自社のビジネスにとって戦略上重要であると確信していること、既に 1 つ以上の IoT イニシアチブに取りかかっていること、IoT には主要な業界やアプリケーションの課題を数多く解決できる可能性があると考えているという事実です。以前のブログでは、メーカーが IoT を利用して、自動化、品質とコンプライアンス、生産計画といった主要なニーズへの対応を図っている状況を取り上げました。

 

IoTが影響する主要分野を表したイメージ

長期的ビジョンで IoT に取り組む

それではいったい、IoT を推進し、その重要なビジネス成功要因を利用して勝利を収めること、つまり、経営の最適化、業務プロセスの改革、新たなビジネス モデルの創出を目指す企業と、そうでない企業との差は何でしょうか。

当社は BCG Group との共同研究 (英語) において、IoT で長期的な成功を収めるうえで不可欠だと考える重要な要素は 以下の 7 つであると特定しました。

 

  • 指導者の関与 – 企業の意思決定者は、IoT を効果的に推進するには大規模な先行投資と準備が必要であることがわかっているので、推進チームがビジネス ケースの策定、適切なユース ケースの特定、予算の割り当て、データの準備、クロスファンクショナル チームの編成、ビジネス部門と IT 部門の連携促進、重要な決断などを行い、ビジネス上や技術上の課題を克服して目標の ROI を達成できるよう後押しすると共に、取り組みがうまくいかない場合には、チームが反省会を行い、今後に向け問題を解消できるよう支援しています。
  • ビジネス戦略とテクノロジ ロードマップ – IoT チームが組織の構造や能力を構築するために 1 つまたは複数の IoT イニシアチブを試みる場合、企業の意思決定者は、IoT をいかに自社のビジネスおよびテクノロジ戦略に組み込むかを決定し、長期的なテクノロジ ロードマップを策定する必要があります。チームが望ましいビジネス成果を達成すると共に、目標とするテクノロジの将来像を実現するための重要なイニシアチブに注力するうえで、経営陣の支援に加えて、このロードマップが役に立ちます。
  • 人材不足 – 以前のブログで、業界が現在、全社規模で IoT を推進するために必要な幅広い人材を採用するのに奮闘している様子をご紹介しました。そのようなスキルを持った人材の需要が今後高まることが予想されるため、企業がそうした重要な能力を獲得または育成していくための人材戦略を策定することが重要になります。IoT に関する長期的なビジョン、戦略、予算を用意しておくことが、業界やテクノロジの最先端に立ちたいと考える最高の人材を惹きつける強力な誘因となるはずです。
  • 経営と基幹業務プロセス – IoT は、業務と経営のプロセス、IT、およびオペレーショナル テクノロジを融合して、事業運営のあり方を根底から変えるものです。プロセスを改革あるいは新たに創出するにあたって、企業は生み出したい価値について考え、ビジネス リーダーや最前線のスタッフ、IT 部門、オペレーショナル テクノロジの担当者などのより幅広いステークホルダーを、改革するプロセスの設計に携わらせる必要があります。こうしたクロスファンクショナルな構造は、IoT がビジネスにとって戦略上重要になるに従って体系化されていきます。
  • パートナーシップとエコシステム – IoT イニシアチブには、IoT 戦略の専門家や、プラットフォーム プロバイダー、分析の専門家、システム インテグレーター、セキュリティ ベンダーといったサード パーティが参加することが一般的です。重要なのは、これらの企業が早期段階から頻繁にかかわっていくことですが、これは、サード パーティによって戦略的なガイダンスや業界および IT の専門知識が得られ、コンプライアンスが可能になるためです。外部の IoT リーダーと連携することで、通常、単独で行動するよりも取り組みをさらに先へと迅速に進めることが可能になります。
  • 基盤となるセキュリティ – 当ブログでは以前に、IoT を推進するにあたってまずセキュリティを考えること、そしてセンサー、デバイス、データ、システム、ネットワークを守るために多層防御のアプローチをとることの必要性について説明しました。IoT ベンダーからはデバイスの管理を含む各種のセキュリティ ツールが提供されていますが、それらはほんの手始めにすぎません。IoT を試してみる場合でも、全社規模で本格的に導入する場合でも、企業は重要な防御策と冗長性を取り入れることで、IoT の取り組みやビジネス上の利益を損なう可能性のある、壊滅的な物理的攻撃やサイバー攻撃の被害に遭わないようにする必要があります。

IoT Signals をお楽しみいただけたでしょうか。この調査結果が皆様のビジネスの参考になれば幸いです。さらに詳しく、グローバル企業が IoT を活用して価値を創出している方法をお知りになりたい場合は、IoT Signals レポートをダウンロードしていただき、ThyssenKrupp、Bühler、Chevron、Toyota Material Handling Group などの企業が推進する IoT プロジェクトに関する Transform ブログをご覧ください。